ここの温泉おんせんには特色があります。お湯ゆの温度おんどがもともと低ひくい「冷鉱泉れいこうせん」なのです。「鉱泉こうせん」とは温泉おんせんと同じ意味です。普通ふつう、温泉おんせんは温度おんどが高くて熱あついものと思われていますが、実際じっさいには地下から出る時から温度おんどが低ひくいものもあり、25℃以下が「冷鉱泉れいこうせん」と呼よばれています。冷鉱泉れいこうせんでも、温泉おんせんの成分せいぶんが決きまった量りょう以上に含ふくまれていれば、身体からだに良よい効果こうかがあるので「温泉おんせん」といいます。日本の温泉おんせんの中には、冷つめたい冷鉱泉れいこうせんにそのまま入ることができるところもありますが、ここ湯沢ゆざわ館かんでは、冷鉱泉れいこうせんを熱ねつで温あたためた後でお風呂ふろに流ながしていますので、冬でも心配しんぱいはいりません。