日本は南北(なんぼく)、そして東西(とうざい)にとても長いので、北と南では全(まった)く気候(きこう)が違(ちが)います。そのため、さまざまな自然(しぜん)を楽しむことができます。２月の半(なか)ばから３月の初(はじ)めになると、北海道(ほっかいどう)のオホーツク海(かい)の海岸(かいがん)には流氷(りゅうひょう)がやってきます。北のロシアのシベリアを流(なが)れる大きな川、アムール川の水が凍(こお)り、流氷(りゅうひょう)になって北海道(ほっかいどう)まで流(なが)れてきます。そのころ、沖縄(おきなわ)の石垣島(いしがきじま)などはとても暖(あたた)かく、風がなく、晴(は)れた日は半(はん)そでで過(す)ごせます。南西諸島(なんせいしょとう)の気温(きおん)が冬も高いのは、南にあることと、暖(あたた)かい海の水の流(なが)れの黒潮(くろしお)が赤道(せきどう)あたりから流(なが)れてくるためです。そのため、沖縄(おきなわ)は、一年を通(とお)して暖(あたた)かいのです。海の中にはサンゴが広がり、白い砂浜(すなはま)と青い海がきれいです。まるで熱帯(ねったい)のようなので、熱帯(ねったい)に近い気候(きこう)という意味で、亜熱帯気候(あねったいきこう)と言われています。南の島(しま)の雰囲気(ふんいき)を味(あじ)わえる沖縄(おきなわ)そして南西諸島(なんせいしょとう)は、とても人気のある観光地(かんこうち)です。日本や世界から、毎年(まいとし)、大勢(おおぜい)の観光客(かんこうきゃく)がやってきます。