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「あがり」とは、お茶のことです。「あがり」とは「終わり」という意味です。では、どうしてお茶が「あがり」なのでしょうか。寿司屋さんでは、食事の終わりにお茶を飲むことが多いです。最後に口にするものがお茶だから、「あがり」なのです。
あがり
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「がり」とは、甘酢ショウガのことです。よく寿司の横にありますね。食べたときに口の中で「ガリガリ」という音がするから、「がり」と呼ばれるそうです。
がり
ショウガ
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「むらさき」とは、しょうゆのことです。これは、しょうゆの色が紫色に見えるから、「むらさき」になったと考えられているようです。
むらさき
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「くさ」とは、海苔のことです。海苔は草のように見えることから、このように呼ばれているそうです。
くさ
最後は、「おあいそ」です。これは何だと思いますか。
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「おあいそ」とは、会計(check / bill)のことです。「お愛想」とは、「何かに持つ印象(impression)」という意味で、店の人が「愛想が悪くてすみませんが、こちらが会計です」と言うところから来ているそうです。ですから、お客が「お愛想をお願いします」と言うのは、本当は失礼な意味になってしまうので注意しましょう。
おあいそ
どうでしたか。寿司屋さんではこのような専門用語がよく使われています。これからは、寿司屋さんに行ったら、上のことばがわかりますし、使うこともできますね。でも、使い過ぎるのも少し変なので、適当に使いましょう。
文:高嶋幸太
画像:写真AC
(2023.11.14)