温泉
冬は寒いですね。あたたかい温泉に入りたくなりませんか。日本では、お湯の温度が25度(25℃)以上あるものを温泉といいます。
日本には、たくさん温泉があり、3,000以上の温泉地があります。一つの温泉地の中でも、たくさんの温泉が出ていますから、温泉の数は27,000以上あります。その中でも、愛媛県の道後温泉、兵庫県の有馬温泉などは日本のふるい温泉でゆう名です。道後温泉は8世紀(8C.) に書かれた本にありますし、有馬温泉は7世紀(7C.) にはありました。
ふつう温泉は体をあたためるところですが、むかし、人々は病気やけががなおる所だとかんがえていました。明治時代になって、温泉には病気やけがをなおす力があることがわかりましたから、人々はよく温泉を利用しました。たとえば、草津温泉のおゆは、皮膚(skin) にいい、という人が多いです。
2022年の人気温泉地ランキングでは、一番が静岡県の熱海温泉、二番が栃木県の鬼怒川温泉、三番が群馬県の草津温泉です。熱海温泉は、東京から近くて新幹線に乗って40分で行くことができます。鬼怒川温泉や草津温泉も、3時間半で行くことができますから、人気があるのかもしれません。週末の旅行にべんりですね。
温泉に入るほかにも、温泉地ではかんこうもできます。例えば、大分県の別府市には、一つの温泉地にたくさんの温泉が出ます。あついお湯が出るところが「地獄(hell)」ににていることから、色々な「〜地獄」という名前の温泉があります。一つずつ温泉をまわることを「地獄めぐり」といいます。
別府温泉 血の池地獄
海地獄
龍巻地獄
温泉地にはあついお湯のほかに、「地獄谷」とよばれるあついガスや水じょう気(steam) が出ているところがあり、かんこう客は、そのまわりを歩いて見ることができます。
雲仙 地獄谷
箱根 大涌谷(昔の名前が地獄谷)
また、温泉ではそのあつい熱や水じょう気を使って「温泉まんじゅう」や「温泉たまご」を作っています。温泉に入ったあとに、まんじゅうやたまごを食べるのもいいですね。
霧島温泉 温泉まんじゅう
草津温泉 温泉たまご
外にあるおふろを「露天風呂」といいます。多くの温泉地にあるホテルや旅館では、こんな露天風呂を作っているところが多いです。長野県の地獄谷野猿公苑は、自然にできた露天風呂です。さるも楽しいでしょうね。
露天風呂
地獄谷野猿公苑
大きい温泉は有名で人気がありますが、日本には小さい温泉もたくさんあります。あまり人がいない、しずかな温泉にゆっくり入るのもいいですよ。
文:Naoko Ikegami
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写真:フォトAC
(2022.12.2)