日本のお茶
日本ではいろいろなとき、お茶を飲みます。外で何か飲みたいとき、コンビニや自動販売機でペットボトルのお茶を買って飲みます。仕事中も、よくお茶を飲みます。ご飯を食べるときも、お茶を飲みます。ご飯にお茶をかけて食べる「お茶漬け」もおいしいですよ。
さて、質問です。日本のお茶の色は何色ですか。茶色のお茶もありますが、緑のお茶が多いですね。「お茶」の「色」と書く「茶色」は、どうして緑色じゃないのでしょうか。わかりますか。お茶は1200年くらい前に中国から来ました。そのころのお茶は茶色だけでした。だから、茶色は緑色じゃなくてbrownなんです。今でも中国の人は茶色のお茶をよく飲んでいますね。日本の緑のお茶は「緑茶」と呼ばれています。私は中国で緑茶のペットボトルを飲んだら、砂糖が入っていました。びっくりしました。日本では紅茶に砂糖を入れますが、お茶には砂糖は入れませんから。
抹茶のかき氷です。ちょっと苦くておいしいですよ。
最近、外国人にも、日本人にも人気なのが「抹茶」です。抹茶のチョコレートやクッキー、抹茶ラテなどがあります。みなさんも食べたり、飲んだりしたことがありませんか。私は「抹茶」の味はあまり好きじゃありませんでしたが、外国人の友だちにすすめられて好きになりました。
「茶道」は英語でtea ceremony です。いろいろなルールがありますが、初めての人や外国人のための、やさしい教室もありますよ。みなさんもおいしいお茶を飲んでみてくださいね。
日本語には、お茶についての言葉がたくさんあります。たとえば、仕事中に「お茶にしませんか。」と言ったら、少し休みませんかという意味です。そのときは、コーヒーを飲んでもいいです。でも、外で、知らない人に「ねえ、お茶しませんか。」と言われたら、気をつけてください。それは、「デートしませんか。」という意味ですから。
文:福永歩
写真:フォトAC/福永歩
(2023.1.6)