招き猫
日本では、お店の前やレジの近くによく「招き猫」が置いてあります。みなさんは見たことがありますか。招き猫は、猫が手を上げている人形で、お客さんやお金を「招く」と言われています。「招く」は「呼ぶ」という意味です。
招き猫には、右手を上げているものと、左手を上げているものがあります。右手を上げた招き猫は「お金」を呼ぶと言われています。左手を上げた招き猫は「お客さん」を呼ぶと言われています。右手も左手も上げているものもありますよ。色もいろいろあります。白は「しあわせ(good luck)」、金色は「お金が増える」、黒は「悪いことから守る」などの意味があります。中でも、白い招き猫がいちばん人気です。
招き猫のゆらい(origin)は、いくつかの話があります。中でも有名なのは、東京の豪徳寺というお寺の話です。昔、あるとのさま(feudal lord)が、古いお寺の近くを通っていました。すると、お寺の門の前で1匹の猫が手を上げていました。とのさまは、猫が「どうぞ入ってください」と言っていると思いました。ですから、とのさまは「ちょっと休もう」と思ってお寺に入りました。とのさまがお寺で休んでいると、急に大きな雷(thunder)がなり、強い雨がふり始めました。とのさまは雨にぬれなかったので、とてもよかったと思いました。そして、お寺のおしょう(monk)と楽しく話しました。とのさまは「今日はとてもいい日だった。猫が招いてくれたからだ」と思いました。その後、とのさまは古いお寺を助けるために、たくさんのお金を出しました。この話を聞いた人たちは、「猫が幸せを呼んでくれた」と考えました。そして、自分たちも幸せになりたいと思い、招き猫の人形を作ったそうです。
ほかにも、お店をしている人が「もっとお客さんに来てほしい」と思って、招き猫を作ったという話もあります。昔から、日本では猫は家を守る動物と言われていました。そのため、仕事にもいいと思われていました。
招き猫は、おみやげとしても人気があります。小さくて持ちやすいものや、きれいな色のものがたくさん売られています。キーホルダーや、かばんにつけるストラップもあります。日本を旅行するチャンス(chance)があったら、ぜひ招き猫を買ってみてください。きっといいことがありますよ。
文:福永歩
画像:写真AC/イラストAC
(2026.2.20)