地震が来たら...
ある日、あなたがエレベーターに乗っているとき、地震が来ました。あなたはどうしますか。
エレベーターの中で待ちますか。1階のボタンを押しますか。それとも、電話のボタンを押しますか。
どうするのがいいでしょうか。
エレベーターの中にいるとき、地震が来た!
答えは「全部の階のボタンを押す」です。
地震のときは、早くエレベーターから出たほうがいいです。だから、全部の階のボタンを押して、一番近い階でエレベーターから出てください。
地震や津波、豪雨(大雨)や台風を「自然災害」と言います。そして、自然災害のための準備を「防災」と言います。みなさんは防災について、どんなことを知っていますか。今日はいっしょに防災について考えてみましょう。
いろいろな自然災害と防災
まず、日本ではどんな自然災害があるか知っていますか。そして、自然災害があったとき、何をしなければいけないか知っていますか。例えば、地震のときは、何をしたらいいでしょうか。
机の下に入って、頭を守るのは知っているかもしれません。でも、それだけではありません。料理をしているときは、地震が弱くなったときに火を消します。そして、地震の後に逃げられるように、部屋のドアを開けておきます。でも、急いで外に出てはいけません。上から何か落ちて来るかもしれません。外にいるときは、ブロック塀や自動販売機、ビルのガラスなどに気をつけます。
今は、防災やニュースのアプリもあります。
自然災害の情報が届いたり、災害時帰宅支援ステーションや避難所の地図が見られたりするので、とても便利です。
外国語でニュースを見ることもできます。
非常用持出袋には、水、食べ物(プロテインバーなど)、よく飲む薬、モバイルバッテリー、タオル、ウェットティッシュ、少しの現金などを入れておきます。
また、パスポートや財布など大切なものも近くに置いておきましょう。
それから、家の中が安全かどうかもチェックしておきましょう。
テレビや棚は倒れませんか。入り口の近くに大きい家具はありませんか。
テレビや棚は大丈夫かチェックする
自然災害のとき、何をしなければいけないか、知っておかなければいけません。
そして、自然災害の前から、いろいろな準備をしておいたほうがいいです。
これを読んだ後で、もう一度、どんな準備をしたほうがいいか考えてみましょう。
文・写真:米本和弘
イラスト:いらすとや
(2022.1.14)