コーヒーをもっと知りたい!

みなさんはコーヒーが好きですか。
日本にはコーヒーのチェーン店がたくさんあり、いろいろな種類のコーヒーを簡単に楽しむことができます。今回はコーヒーの種類についてご紹介していこうと思います!
まず、「コーヒー」はコーヒー豆を粉にしたものにお湯をゆっくり注いで作られます。このような方法で入れたコーヒーは「ドリップコーヒー」とも呼ばれ、代表的なのは「ブレンドコーヒー」や「アメリカンコーヒー」などです。
「ブレンドコーヒー」は複数の種類の豆を混ぜて作られたもので、「アメリカンコーヒー」は、ドリップコーヒーをお湯で薄めたものです。基本的には温かいものを指します。

冷たいものは「アイスコーヒー」と呼ばれ、日本ではとても人気があります。
アイスコーヒーは濃いめのホットコーヒーに、氷を足して作られることが多いです。

一方、「エスプレッソ」はより細かくしたコーヒー豆に圧力をかけて作ります。
お店ではエスプレッソマシーンと言われる機械が使われることが多く、機械を使うことによって、より濃度の高いコーヒーを作ることができるのです。

「カフェラテ」に使われるのも、このエスプレッソです。カプチーノやキャラメルマキアートなど、ミルクと合わせて楽しむコーヒーには、基本的にエスプレッソが使われています。
また、カフェラテには「ラテアート」と言われるものがあり、これはエスプレッソにスチームミルクで絵やマークなどを描くアートです。

アメリカをはじめ日本や韓国、オーストラリアでもラテアートが盛んで、この技術の高さを競う大会も存在します。
味だけでなく、見た目も楽しめるという点が人気の理由と言えるのかもしれません。
「カフェラテ」と似た飲み物に「カフェオレ」と呼ばれるものがありますが、日本ではこの二つが区別されています。
もともと、カフェラテはイタリア語、カフェオレはフランス語という違いがあり、それぞれイタリア式とフランス式のコーヒーだと言われています。
「カフェ」が指すコーヒーの部分にも違いがあり、カフェラテにはエスプレッソ、カフェオレにはドリップコーヒーが使われます。
また、ミルクにも違いがあります。カフェラテにはスチームミルク(蒸気で泡立てたミルク)、カフェオレには温めただけのミルクが使われます。
これ以外の代表的なメニューとして「アメリカーノ」や「カフェモカ」、「カプチーノ」などがあります。

アメリカーノはエスプレッソにお湯を加えたもの、カフェモカはカフェラテにチョコレートやココアが追加されたもので、カプチーノはカフェラテよりもスチームミルクが多いものを指し、少しずつ違っているのがわかります。
他にも抹茶ラテやティーラテと呼ばれるものがありますが、これらにはコーヒーは入っていません。ラテはイタリア語で「牛乳」という意味なので、覚えておくと便利でしょう。

日本では、カフェやコンビニなど、どこでも気軽にコーヒーを楽しめます。ぜひ、自分だけのコーヒーの楽しみ方を見つけてみてください。
文:渡部紗也
写真:Pexels
(2025.8.8)