雨
皆さんは、雨の日が好きですか。雨がきらいな人は多いかもしれません。
「雨」が降ったら、外に出ることができません。家の中で本を読んだり、音楽を聞いたりしますよね。
梅の実
稲の苗
田植え
水田
山でも雨が降ります。山にはたくさん木がありますから、秋になったら木の葉が落ちます。この落ち葉が土の栄養(nourishments)になって、雨の中に流れます。栄養がたくさんある雨は川に行きます。そしてどんどん川を通って、最後に海に流れます。
山の雨
山の雨が川に流れる
川から海へ
海に流れた水はたくさんミネラル(mineral)がありますから、プランクトン(plankton)のえさになります。プランクトンが多いところには、そのプランクトンを食べに小さい魚が集まって来ます。すると、その小さい魚を食べに大きい魚が集まって来ます。このように、海にも雨からの栄養をもらって大きくなる生き物がたくさんいます。
プランクトン
プランクトンを食べる小さい魚と小さい魚を食べる大きい魚
その他にも、雨を利用して色々なことができます。例えば、ダムに雨を貯めて電気を作ります。水の力で電気を作る水力発電です。梅雨が終わって夏になったら、暑い日が続きます。日本では、夏は気温が35℃(95℉)以上になる日もありますから、たくさんの人がエアコン(air conditioner)を使います。ですから、たくさんの電気が必要になります。
ダム 水の力で電気を作る
もし、雨が降らなかったら、どうなるでしょう。水が足りなくなったら、米や野菜だけではなく、海の生き物も大きくなりません。そのうえに、電気や、工場で使う水、毎日の食事、掃除、お風呂などに使う水が足りなくなったら、私達の生活はできなくなります。
雨の日に外に出ることができないのは残念ですが、私達の生活に、雨はとても大切なものなのです。
文:Naoko Ikegami
写真:フォトAC/pro.foto/photolibrary
(2022.12.2)