日本の気候と新潟
冬はシベリア(Siberia)の方から冷たい風が吹きます。そのため、沖縄などの一部の地域をのぞいて、寒くなります。夏は南からの季節風で、太平洋の南の暖かくて湿った空気が日本に流れてきます。その影響で、 多くの地域で熱帯のように湿度が高くなり、暑くなります。春と秋は、晴れの日と雨の日をくり返す、天気が変わりやすい季節です。また、6月ごろには梅雨という雨の日が続く季節があります。夏や秋には台風がきます。たくさん雨が降ったり、強い風が吹いたりして、大きな被害が起きることもあります。
それでは、日本の四季はどこでも同じかというと、そうではありません。太平洋側の地域と日本海側の地域で、冬の天気は全く違います。太平洋側の地域は、冬は寒いものの、晴れの日が続きます。東京の冬は天気が良い日が多く、東京から100km以上離れた富士山もくっきりと見ることができます。東京から200kmほど北にある新潟の南魚沼市では、冬には雪がたくさん降り、スキーを楽しむことができます。冬、乾燥した東京から新幹線に1時間少々乗っただけで、一面の銀世界(雪が降って真っ白なところ)が現れます。
舞子スノーリゾート
文 ・ 写真:岡野秀夫 (2021.3.9)