みなさんは、姫路城という城を聞いたことがありますか。姫路城は、1993年に世界文化遺産になった城で、兵庫県姫路市にあります。
姫路駅は新幹線も止まる大きな駅です。その姫路駅を出て、大通りを北へ10分くらい歩くと、大手門という入り口に着きます。
姫路駅から見た姫路城
姫路城の大手門
姫路城は、池田輝政という武将によって作られ、1608年に完成しました。姫路城の周りには水堀があります。水堀とは、水が入っている穴のことで、敵が城に入ってくるのを防ぐために作られたものです。
姫路城の周りにある水堀。水堀が城を守っていた。
姫路城の見どころは、なんといっても大天守です。大天守とは、城の中心となる建物のことです。姫路城の大天守は、外から見ると、5段の造りなのですが、実は内部は地下1階、地上6階の造りなのです。大天守1番上の6階には、神社もあります。観光客は、階段を使って大天守の1番上まで登ることができ、この神社にお参りすることもできます。また、大天守1番上の6階では、およそ46メートルの高さから姫路市の街並みを眺めることができます。ただし、休みの日には、たくさんの観光客でにぎわうため、1番上に登るまで何時間も待たなくてはならない場合もあります。
姫路城の大天守。外から見ると、5段の造りになっている。
それから、姫路城の西には好古園という庭園があります。とても広く、さまざまな庭や建物を楽しむことができます。茶室では、お菓子と抹茶を頂きながら、日本庭園を眺めることもできます。
好古園の日本庭園
姫路城は、その美しい白さから、白鷺城とも呼ばれています。白鷺とは、全身がほぼ白い「さぎ」という種類の鳥のことです。とても美しい城ですから、ドラマや映画などの撮影場所としてもよく使われています。
川で泳ぐ白鷺。姫路城の白さが白鷺に似ている。
春に行くと、満開の桜に包まれた姫路城を見ることができます。夜は、ライトアップされており、とてもきれいです。また、秋は紅葉に囲まれた姫路城を見ることができます。チャンスがあれば、ぜひ一度姫路城を訪れてみてください。
桜とともにライトアップされた夜の姫路城
文:高嶋幸太
写真:写真AC/岡野秀夫
(2022.4.29)
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