時代が江戸から明治に移ろうとしている時に、漱石は江戸で生まれました。両親が年をとってからの子供であったのと末っ子だったという理由で、1歳の頃養子に出されました。しかしながら、養父母が離婚したため8歳の時に夏目家に戻ります。その後、成績が優秀だった漱石は、一生懸命勉強して、東京帝国大学(現東京大学)の英文科に入学します。非常に優秀で大学の成績はいつもトップだったそうです。しかしながら、この頃から漱石を死ぬまで悩ませる神経衰弱が始まったらしいのです。幼児期の養子の経験や兄達の死などが漱石が神経衰弱になった理由だろうと言われています。