落語
「落語」って知っていますか?舞台の上で演じる、日本の代表的な芸の一つです。江戸時代に始まり、今でも続いています。
落語
三味線
太鼓
高座
落語家は和服を着て出てきます。高座には座布団が置かれていて、そこに正座(まげたひざを正面に向かってそろえてすわるすわり方)をして話をします。話の中には1時間以上かかるものもあるので、そのあいだその姿勢ですわり続けるのはけっこうたいへんです。
落語家は手に「せんす(折りたためるおうぎ)」と「手ぬぐい (手や顔をふく布)」を持っています。このせんすと手ぬぐいは、話の中でいろいろなものになります。せんすは、ものを食べる「はし」になったり、刻んだたばこを吸うときの「きせる」になったり、「刀」になるときもあります。「手ぬぐい」も本や手紙になったり、「さいふ」になったりします。
「せんす」と「手ぬぐい」を使いながら、落語家はいろいろな登場人物を1人で演じて話をすすめます。落語には若い女性も登場しますが、年を取った落語家がその女性を演じることもあります。
せんすと手ぬぐいを使って演じる
文:神永曉
写真:写真AC
イラスト:イラストAC
(2024.3.8)
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