日本の子どもたちは、学校でひるごはんを食べます。これを「給食」といいます。
たとえば、これは沖縄県の学校給食です。ぎゅうにゅう、ごはん、沖縄のやさいゴーヤ、みそしるもあります。そして、沖縄の食器を使っています。
これは、福井県の学校給食です。ぎゅうにゅう、やさいが入ったごはん、魚のからあげ、たまごのスープ、小さなもちがあります。
日本の学校給食は、1889年山形県のお寺の中の小学校で、子どもがお寺で昼ごはんを食べたことからはじまりました。それから日本中の学校で給食が広がりました。
1889年の給食
1923年の給食
はじめは、ごはんとおかずというかんたんなものでした。でも、だんだん肉や野菜のおかずがふえました。1954年には「学校給食法」という法律(law)ができて、体にいいメニューができました。
1950〜1960年代の給食
洋食のメニュー、たとえば、カレーライスやスパゲティーなどがふえました。これらは今でもみんなが好きなメニューです。いろいろなパンも出ました。
1970年〜1980年代の給食
2009年にあたらしい「学校給食法」ができて、学校給食は「体にいいものを食べる」だけではなく「食べること」で食生活の知識(knowledge)や文化(culture)を教え、正しい食生活ができる人をそだてることを大切にかんがえています。
2010年〜の給食
京都府の給食(お茶のごはん)
文:Naoko Ikegami
写真:(独)日本スポーツ振興センター/農林水産省/写真AC
(2022.11.18)