水を飲みました。さあ、そのペットボトル、どうしますか。ごみばこにすてますか、それとも……?
そうです。リサイクルです。リサイクル(recycle)とは、人が使ったペットボトルやかんなどをあつめて、もう一度使うことです。むかしは水を飲んだ後、すぐにペットボトルをすてていましたが、それをもう一度使ってゴミを少なくするという考え方です。最近はプラスチックのゴミが多いです。そして、そのゴミはどんどんふえて環境(environment) に悪いです。また、山や海にのこったゴミは、どうぶつたちにもよくありません。
ペットボトルやかんのほかにワインやおさけが入ったビンや、新聞、ざっし、かたい紙のダンボール、ミルクのパックもリサイクルすることができます。
2019年、日本のペットボトルの回収率(どれだけリサイクルのはこにもどったか)は93.0%でした。ペットボトルは、ペレットという小さい形にした後、もう一度ペットボトルになるほかに、食品用トレイ、服などに形をかえています。
また、ミルクのパックはパルプ (pulp) でできていますから、トイレットペーパーやティッシュペーパー、紙のファイル、紙のおさらなどに作りかえることができます。
みなさんが持っているスマホもリサイクルできます。中を小さく分けて、金ぞくを溶かし、もう一度スマホやコンピューターのパーツになって、使うことができるのです。
そのほかにめずらしいリサイクルとして、ジーンズで作っためがねや、ペットボトルで作った家もあります。おもしろいですね。
リサイクルは、地球(planet earth) をまもる考え方の一つです。リサイクルのほかにリデュース(reduce)、リユース(reuse)があり、まとめて3Rと言います。リデュースは、ものを作る時にできるだけ少ない材料で作り、ゴミもできるだけ出さないこと。リユース(reuse)は、ものをすぐにすてないことです。そして、できるだけ長い間使うことです。
スーパーで買いものをするときに、買いもの用のマイバッグを使ったり、あまり使わないものは、買わないで借りるということもリデュースです。また、フリーマーケットやガレージセールで買うこともいいリユースです。
エコバッグ
文:Naoko Ikegami
イラスト:いらすとや/illust AC/illust box
(2022.12.2)