日本語多読道場 yomujp

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花はなカレンダー

1月(がつ)　ウメ（梅(うめ)）

お正月(しょうがつ)の花(はな)といえば、梅(うめ)の花(はな)です。梅(うめ)は1月(がつ)ごろから咲(さ)き始(はじ)めます。「早(はや)く咲(さ)く」ので、「早(はや)く成功(せいこう)する」という意味(いみ)があります。それで、日本(にほん)ではお正月(しょうがつ)に梅(うめ)の花(はな)を飾(かざ)るのです。

梅 ( うめ )

2月(がつ)　ツバキ（椿(つばき)）

椿(つばき)は冬(ふゆ)の花(はな)です。椿(つばき)の木(き)は神社(じんじゃ)やお寺(てら)にもよくあります。日本人(にほんじん)は椿(つばき)の種(たね)からとれる「椿油(つばきあぶら)」を1,000年(ねん)以上(いじょう)前(まえ)から使(つか)っていました。

椿 ( つばき )

椿(つばき)の種(たね)と椿(つばき)油(あぶら)

3月(がつ)　チューリップ

チューリップは秋(あき)に植(う)えて、春(はる)に咲(さ)きます。赤(あか)、白(しろ)、黄(き)色(いろ)、いろいろな色(いろ)があります。日本(にほん)では富山県(とやまけん)のチューリップが有名(ゆうめい)です。

チューリップ

富山県(とやまけん)のチューリップ畑(ばたけ)

4月(がつ)　サクラ（桜(さくら)）

桜(さくら)は東京(とうきょう)では4月(がつ)ごろに咲(さ)きます。でも、日本(にほん)は南北(なんぼく)に長(なが)いので、沖縄(おきなわ)は1月(がつ)ごろ、北海道(ほっかいどう)は5月(がつ)ごろに咲(さ)きます。

桜 ( さくら )

桜(さくら)が咲(さ)く日(ひ)（気象庁(きしょうちょう)ホームページより）

５月(がつ)　カーネーション

5月(がつ)の第(だい)2日曜日(にちようび)は母(はは)の日(ひ)です。子(こ)どもたちは「いつもありがとう」と言(い)って、お母(かあ)さんにカーネーションやプレゼントをあげます。

カーネーション

6月(がつ)　アジサイ（紫陽花(あじさい)）

アジサイは梅雨(つゆ)の季節(きせつ)に咲(さ)きます。小(ちい)さい花(はな)が集(あつ)まっていて、きれいですね。土(つち)によって、花(はな)の色(いろ)が赤(あか)や青(あお)や紫(むらさき)になります。

アジサイ

7月(がつ)　ラベンダー

北海道(ほっかいどう)の富良野(ふらの)にとても大きなラベンダー畑(ばたけ)があります。北海道(ほっかいどう)は梅雨(つゆ)がなくて涼(すず)しいので、ラベンダーを育(そだ)てるのにちょうどいいです。ラベンダーはとてもいいにおいがします。

ラベンダー畑(ばたけ)

8月(がつ)　ヒマワリ（向日葵(ひまわり)）

ヒマワリはいつも太陽(たいよう)のほうを見(み)ています。高(たか)さが3メートル（ｍ）ぐらいになるヒマワリもあります。ヒマワリの種(たね)は食(た)べることができます。

ヒマワリ

ヒマワリの種(たね)

9月(がつ)　コスモス

コスモスは、日本(にほん)では「秋桜（アキザクラ）」とも呼(よ)ばれています。コスモスやヒマワリは、コロンブス（Christopher Columbus, 1451-1506）がメキシコで見(み)つけて、ヨーロッパに伝(つた)わりました。そして、150年(ねん)ぐらい前(まえ)に日本(にほん)に来(き)ました。

コスモス

10月(がつ)　キク（菊(きく)）

菊(きく)はいろいろな色(いろ)や形(かたち)があります。秋(あき)になると、いろいろなところで菊祭(きくまつ)りが開(ひら)かれます。日本(にほん)の国(くに)の花(はな)で、パスポートにも描(か)かれています。

菊祭(きくまつ)り

日本(にほん)のパスポート

11月(がつ)　バラ（薔薇(ばら)）

恋人(こいびと)に花(はな)をプレゼントするなら、やっぱりバラです。バラは春(はる)に咲(さ)きますが、秋(あき)も楽(たの)しむことができます。千葉県(ちばけん)八千代市(やちよし)にある京成(けいせい)バラ園(えん)には、いろいろな種類(しゅるい)のバラが10,000本(ぼん)もあります。

赤(あか)いバラの花(はな)

京成(けいせい)バラ園(えん)01 CC BY2.0 NakaoSodanshitsu（2016）

MAP

12月(がつ)　ポインセチア

日本(にほん)でもクリスマスが近(ちか)くなると、家(いえ)や店(みせ)にポインセチアを飾(かざ)ります。赤(あか)と緑(みどり)がクリスマスによく合(あ)います。でも、ピンクや白(しろ)のポインセチアもあるんです。

赤(あか)のポインセチア

ピンクや白(しろ)のポインセチア

あなたなら、どんな花(はな)カレンダーを作(つく)りますか。

文：遠藤和彦

写真：岡野秀夫／フォトライブラリー／フォトAC／flicker

(2022.1.20)