日本語多読道場 yomujp
皆(みな)さんは、サンドイッチが好(す)きですか? パンにいろいろなものをはさんで食(た)べる、あのサンドイッチです。サンドイッチは簡単(かんたん)にできるので、お昼(ひる)ご飯(はん)やおやつに便利(べんり)ですね。
イタリアのパニーニ、アメリカのBLT、フランスのカスクート、ベトナムのバインミーなど、世界(せかい)にもいろいろな種類(しゅるい)のサンドイッチがあります。
では、日本(にほん)にはどんなサンドイッチがあるのでしょう。
卵(たまご)サンド、ハムサンド、ツナサンド、野菜(やさい)サンドは、一般的(いっぱんてき)で人気(にんき)があります。
よくコンビニなどでも売(う)られています。
その他(ほか)に、いちごジャムなどのサンドイッチもあります。
中(なか)の具材(ぐざい)が出ないようにパンのまわりを閉(と)じたサンドイッチもあります。
しかし、これだけではありません。やきそばパンやコロッケパンなど、日本には惣菜(そうざい)パンという「おかず」をパンに入れたサンドイッチがあります。
日本では食事(しょくじ)のとき、白いご飯(はん)と一緒(いっしょ)におかずを食べますが、ご飯(はん)の代(か)わりにパンを使ったのが、惣菜(そうざい)パンです。
では、どうしてご飯(はん)のおかずをパンにはさんで食べるようになったのでしょうか。
パンが日本に来たのは16世紀(せいき)(16 th Century)ですが、多くの人が食べるようになったのは、ずっと後(あと)です。
第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)(WWII)の後(あと)、学校給食(がっこうきゅうしょく)が始(はじ)まり、日本生(う)まれのコッペパンが日本中に広まりました。米(こめ)よりパンの方(ほう)が安(やす)く、一度(いちど)にたくさん作ることができたからです。
このようにして、パンは学校給食(がっこうきゅうしょく)の主食(しゅしょく)になりました。
最初(さいしょ)は、そのまま食べていたコッペパンですが、油(あぶら)で揚(あ)げて砂糖(さとう)をかけた揚(あ)げパンも出てきました。
その後ご、おかずをパンにはさんで食べたほうが簡単かんたんで早く食べられることから、いろいろな惣菜そうざいパンが生 うまれました。
また、多くのサンドイッチに使われる「食(しょく)パン」は、主食(しゅしょく)として食べるパン、という意味(いみ)です。ここからも、パンはご飯(はん)の代(か)わりに主食(しゅしょく)として食べられるようになったことがわかります。
もちろん、主食(しゅしょく)としてだけでなく、デザートのサンドイッチもあります。フルーツサンドです。
フルーツサンドは、果物(くだもの)とクリームが入っているサンドイッチです。
甘(あま)いですが、塩分(えんぶん)が多い食(しょく)パンと一緒(いっしょ)に食べるとさっぱりした味(あじ)になるので、おいしいです。
また、切(き)った面(めん)がきれいなので、いちご、キウイ、オレンジなどを入れて写真(しゃしん)を撮(と)る人もいるそうです。
文:Naoko Ikegami
写真:フォトAC
(2023.10.6)
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