紅葉狩り
秋になると、多くの木の葉の色が変わります。紅葉は赤く、銀杏は黄色になります。
その赤や黄色になった木々を見て楽しむことを「紅葉狩り」と言います。自然の中はもちろんですが、街の中でも紅葉した木々を見ることができます。日本には、紅葉で有名な場所がたくさんあります。
瑠璃光院は、京都の北東、八瀬にある浄土真宗のお寺です。瑠璃とは、青紫色の美しい宝石のことで、瑠璃光院の庭が瑠璃色に輝くように見えることから瑠璃光院という名前が付けられました。
山門をくぐり、石段の小道を上がると楓の葉が広がります。春には青紅葉が、秋には金色の紅葉が机に映って、紅葉が書院の中にも広がります。書院の中が暗いので、より一層青紅葉や赤い紅葉が光り輝いて見えますね。
2)蔦沼(青森)
千葉県房総半島の中央を流れる養老川によって作られた養老渓谷は、千葉県の自然公園に指定されており、有名な観光地になっています。秋の紅葉だけでなく、春のツツジやフジも美しく、景色を楽しむハイキングコースもあります。
養老渓谷を中心とした養老川周辺には八つの滝があり、その中の一つの栗又の滝は、長さ100メートル、高さ30メートルで、千葉県で一番大きい滝として知られています。
黒部峡谷の宇奈月駅から欅平駅までの約20キロを片道1時間20分で走るのがトロッコ電車です。元々は関西電力が使っていた仕事用のトロッコでしたが、景色が良いところを走るので、黒部鉄道として観光用に改良されました。トロッコ電車からきれいな紅葉を眺めながら進んでいくのは、気持ちがいいですね。
6)兼六園(石川)
岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園である兼六園は、石川県金沢市にあり、江戸時代(1603-1868)に加賀藩(今の石川県)によって作られた日本庭園です。一年を通してさまざまな花が咲き、桜、梅、紅葉の名所でもあります。
日本には、まだまだ紅葉が楽しめる場所がたくさんあります。皆さんもぜひ出かけて、紅葉狩りを楽しんでください。
文:Naoko Ikegami
写真:写真AC/Unsplash/BEIZimages/パブリックドメインQ
(2023.11.17)