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歌舞伎(かぶき)とアニメ

 みなさんは、歌舞伎(かぶき)を知っていますか。

 みなさんがアニメを楽しむように、今から(やく)400年前の江戸時代(えどじだい)(1603-1868年)の人々(ひとびと)にとって、歌舞伎(かぶき)はとても身近(みぢか)で人気のある娯楽(ごらく)(entertainment)でした。ストーリーは、(こい)友情(ゆうじょう)・家族(あい)などを中心とした内容(ないよう)で、人々は()いたり、(わら)ったりしながら、歌舞伎(かぶき)を楽しみました。私たちは今も、(なま)舞台(ぶたい)(ステージ)を楽しむことができます。

歌舞伎(かぶき)(むかし)から(えん)じられてきたものだけでなく、今の時代に()った歌舞伎(かぶき)も生まれています。それが、スーパー歌舞伎(かぶき)です。みなさんはマンガの『ONE PIECE』を知っていますか。とても人気があって、アニメにもなっています。2015年、東京(とうきょう)新橋演舞場(しんばしえんぶじょう)にて「スーパー歌舞伎(かぶき)ワンピース」が歌舞伎(かぶき)の世界に登場(とうじょう)しました。主人公(しゅじんこう)のルフィをはじめ、登場人物(とうじょうじんぶつ)歌舞伎役者(かぶきやくしゃ)によって(えん)じられ、大きなニュースになりました。アニメと歌舞伎(かぶき)が一つになり、とても魅力的(みりょくてき)舞台(ぶたい)だったと言われています。歌舞伎(かぶき)(けっ)して古いものではなく、このように、いつの時代も新しい風を()り入れながら、進化(しんか)(つづ)けています。

 人の心を(あらわ)すストーリーには、(むかし)も今も共通(きょうつう)する(てん)がとても多いので、歌舞伎(かぶき)(けつ)して(むずか)しいものではありません。歌舞伎(かぶき)言葉(ことば)は、今の言葉(ことば)とは(ちが)いますが、()ている部分(ぶぶん)もあります。また、演技(えんぎ)や音楽、舞台(ぶたい)の力で、想像(そうぞう)しながら見ていると、内容(ないよう)(つた)わってきます。また、音声(おんせい)通訳(つうやく))のサービスもあるので、説明(せつめい)を聞きながら見て(あじ)わうこともできます。

 「歌舞伎(かぶき)は聞いたことはあるけど、実際(じっさい)には見たことがない」という(かた)がほとんどだと思いますが、(やく)400年(つづ)いてきた歌舞伎(かぶき)には、日本人の(かん)じ方、考え方などがたくさん()められています。

 みなさんも、古くて(じつ)は新しい歌舞伎(かぶき)を一度、ぜひ見てみませんか。

 これから、みなさんに少しずつ歌舞伎(かぶき)の楽しみ方をお(つた)えしたいと思います。

文:岩瀬ありさ

写真:写真AC

イラスト:イラストAC

(2022.11.4)

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