中国の古い話です。布を織る、つまり糸で布を作るのが仕事の織姫と、牛の世話をするのが仕事の彦星がいました。二人は働き者でしたが、結婚すると、仕事をしなくなってしまいました。それを見て怒った神様は、天の川で二人を引き離して会えなくしてしまいました。でも、二人があまりに悲しむので、神様はかわいそうだと思って、一年に一度、7月7日の夜に天の川を渡って会うことを許した、というのが織姫と彦星の話です。雨が降ると会えなくなってしまうというのは、雨で天の川の水が増え、渡れなくなってしまうからだといいます。みんな、織姫と彦星が会えることを望んでいるのですね。似たような話は世界のいくつかの国にあるようですが、みなさんの国ではどうでしょうか。