米の種類をうるち米ともち米に分ける分類もあります。インディカ種にもジャポニカ種にもそれぞれうるち米ともち米があります。日本ではジャポニカ種のうるち米のイネを、水をはった水田で栽培します。水田での稲作は連作障害が起こりづらいので、日本では毎年同じ水田でイネを繰り返し育てる風景が見られます。うるち米の品種には「コシヒカリ」、「あきたこまち」、「ひとめぼれ」などの銘柄があります。この中で、一番人気があるのは「コシヒカリ」という品種で、日本で栽培されているイネの約三分の一に当たります。もち米は餅を作るためのイネです。また、日本酒を作るための酒造米と呼ばれる違った種類のイネも栽培されています。