はじめてのごみ出し

エッグさんは、部屋のそうじをしています。
エッグ:
「たなかさん。ペットボトルって、ここに捨てていい?」
たなか:
「ペットボトルは、そこじゃないよ。あっちの袋に入れて。」
エッグ:
「段ボールは、えっと…、ここに捨てていいよね?」
たなか:
「もしかしてエッグさん、ごみのルール、まだちゃんと知らないの?」
エッグ:
「えーっと…」
たなか:
「しょうがないなぁ。じゃあ、今から教えてあげるよ。」

たなか:
「ごみは、種類ごとに分けて出すんだ。これを『分別』と言うよ。」
エッグ:
「分別?」
たなか:
「ごみの分別と出し方のルールは、住んでいる地域で違うけど、ぼくたちの町ではこんな風にごみを分別するよ。」
たなか:
「まずは、『可燃ごみ』。」
エッグ:
「可燃ごみ?」
たなか:
「『燃えるごみ』『燃やせるごみ』のことだよ。生ごみや紙ごみは、この袋に入れて出すよ。」

たなか:
「次に、『不燃ごみ』。」
エッグ:
「不燃ごみ?」
たなか:
「『燃えないごみ』、『燃やせないごみ』のことだよ。金属やガラスは、この袋に入れて出すよ。」

エッグ:
「その袋って、どこで買えるの?」
たなか:
「スーパーやコンビニで買えるよ。」
エッグ:
「じゃあ、このペットボトルは、『燃えないごみ』?」
たなか:
「それは、『資源ごみ』。リサイクルできるごみだよ。ほかにも、びんや缶、プラスチックの容器、段ボールや新聞紙も、資源ごみだよ。」

エッグ:
「そうだ。このいす、こわれたから捨てたいんだけど…、これは何ごみ?」
たなか:
「それは、『粗大ごみ』だね。家具や布団、家電などの大きいごみは、市や区に連絡して捨てるよ。」

たなか:
「ぼくたちの町では、『可燃ごみ』は週2回、火曜日と金曜日に回収してもらえるよ。『不燃ごみ』は週1回、木曜日。朝の8時までに、家の近くのごみ置き場に出すよ。それから…」
エッグ:
「ちょっと待って。火曜日、金曜日…、どうしよう、覚えられない〜!」
たなか:
「大丈夫。町のホームページを見れば、すぐわかるよ。」

エッグ:
「わかった! よーし、部屋のそうじ、がんばるぞ!」
たなか:
「そういえば、エッグさんの部屋ってあまり入ったことないや。ちょっと見てもいい?」
エッグ:
「あっ、見ないで…」

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