日本の焼き物
みなさんは焼き物(pottery)に興味がありますか。
日本には焼き物の産地(作っているところ)がたくさんあります。そして、産地によって種類や特徴が違います。
焼き物の名前は、産地が名前になっている場合が多いです。
例えば、「有田焼」は佐賀県有田町を中心に作られている焼き物です。また、「益子焼」は栃木県の益子町で生まれた焼き物です。「信楽焼」は滋賀県の信楽町を中心に作られている焼き物です。
焼き物の種類は、大きく分けて3つあります。陶器、磁器、炻器です。
陶器は、「土もの」と呼ばれ、粘土(clay)から作ります。そして、1100~1200℃で焼きます。
少し厚くて、下の部分がザラザラしています。土の温かさや素朴さを感じます。
磁器は、「石もの」と呼ばれ、ガラス質を含む石を粉にしたものから作ります。そして、1300〜1400℃で焼きます。少し薄くて、触るとツルツルしています。とても上品できれいです。
炻器は、鉄分(iron)を多く含んだ粘土から作ります。そして、1200~1300℃で焼きます。
陶器と磁器の間くらいの厚さです。表面にゆう薬という色を付ける薬を塗らないので、飾らない素朴さがあります。
次回からは、焼き物ごとに歴史や特徴などを紹介します。お楽しみに!
文:新階由紀子
画像:写真AC
(2024.12.20)