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(にん)べんの漢字

人が木の下で「(やす)む」、人が動いて「(はたら)く」、人が言うことを「(しん)じる」。

これらの漢字には、(にん)べんが「使(つか)われて」います。(にん)べんの漢字には、人の状態(じょうたい)性質(せいしつ)、また、行動などに「(かん)(けい)」のある漢字が多いです。

コンピューターを使(つか)って書類(しょるい)を「(つく)ったり」、会議(かいぎ)の「(じゅん)()」をしたりするのも人の「()(ごと)」です。

(にん)べんに中と書く「(なか)」という字は、人と人の(あいだ)という意味(いみ)があります。ですから、人間同士(にんげんどうし)関係(かんけい)がいいことを「(なか)がいい」、「仲良(なかよ)し」と言います。

人の全身(ぜんしん)を「(からだ)」と言います。手足を「()ばしたり」、()げたりする「(たい)(そう)」は、体にいいです。元気な体を「(たも)つ」ことは「(けん)(こう)」につながります。
(にん)べんに立つと書く「(くらい)」という字は「()()」「(かん)()」など、社会(てき)なポジションを(あらわ)します。
(にん)べんの漢字は、まだまだあります。「(なに)か」、「(つた)える」、「子(ども)」、「()む」 などは、よく見る漢字です。

(ひく)い」、「(やさ)しい」、「バス(てい)」、「便(べん)()」などもよく使う言葉(Words)です。

ちょっと(むずか)しくなりますが、ものの大切さを(あらわ)す「価値(かち)」、ものを(かぞ)える単位(たんい)の「()」も(にん)べんの漢字です。

あ、「(さむらい)」も(にん)べんの漢字ですね。「(さむらい)」の漢字は、もともと「(つか)える」という意味があり、天皇(てんのう)貴族(きぞく)(つか)える武士(ぶし)を「(さむらい)」と呼ぶようになったようです。

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文:Naoko Ikegami

画像:日本語の絵/イラストAC

(2025.8.5)

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