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()へんの漢字(かんじ)

今回(こんかい)部首(ぶしゅ)は「木へん」です。「手へん」と同じくらいたくさん木へんの漢字があり、その名前の通り木に関係(かんけい)がある漢字に使われています。

まず、木が二つで「(はやし)」、三つで「(もり)」になります。たくさんの木が(はやし)(もり)にありますね。「」も木から紙を作り、紙から本ができるので、木へんの漢字です。その紙も「一(まい)」「二(まい)」と(かぞ)えます。

木を山などに「()える」ことを植林(しょくりん)と言います。木は「()」を()り、「(えだ)」を()ばして光合成(こうごうせい)をします。木が成長(せいちょう)するには、水分や日光(にっこう)や空気のほかに「(えい)(よう)」も必要(ひつよう)です。これらがなければ「()れて」しまうかもしれません。

私たちは、木の「(ざい)(りょう)」、つまり「(もく)(ざい)」を使っていろいろなものを作ります。(たい)らな木材(もくざい)を「(いた)」と言います。「まな(いた)」は料理に使う(いた)です。

木で作られたものはたくさんあります。まず、家の中には「(つくえ)」や「()()」があります。椅子(いす)(すわ)り、(つくえ)()かって勉強しますね。そして、食事(しょくじ)をするテーブルには「(つま)楊枝(ようじ)」もあるかもしれません。

ほかにも、家を(ささ)える「(はしら)」、食器(しょっき)や本を入れる「(たな)」、「(まど)(わく)」や「(さく)」、「(はし)()」などもそうですね。

町の中にも木へんの漢字を使ったものがたくさんあります。「学」や「(はし)」、道路(どうろ)には「(ひょう)(しき)」や「(おう)断歩道(だんほどう)」や「歩道(ほどう)(きょう)」がありますね。あ、「機械(きかい)」もそうですね。

最後(さいご)に、「(さくら)」「(うめ)」「椿(つばき)」など木の名前には木へんがついています。

もちろん、「林檎(りんご)」や「()(かん)」など木になる「(くだ)(もの)」も。

このように木へんの漢字は、木に関係(かんけい)する「(さま)(ざま)」なものに使われています。木の名前を調べるのも「しい」ですね。

文:Naoko Ikegami

画像:日本語の絵/イラストAC/写真AC

(2025.1.17)

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