秋の食べ物
秋は涼しい日が続き、夏に落ちた食欲が戻って来る時期です。気候がいい秋は「読書の秋」や「スポーツの秋」のほかに「食欲の秋」とも呼ばれていて、いろいろな食べ物が収穫される季節です。みなさんは、秋にどんなものが食べたいですか。
まず、秋には米が収穫されます。
1.米
米は日本人にとって大切な作物です。パンを食べる人も増えていますが、やはりおいしいご飯は毎日の食卓に欠かせません。秋に収穫される米は新米と呼ばれ、水分を多く含んでいるので、柔らかくておいしいです。
秋に収穫される野菜や果物の種類も多いです。
秋にはさつまいも、じゃがいも、長いも、さといもなど、さまざまないもが収穫されます。いもは食物繊維(dietaryfiber)がたくさん入っているので、体にいいです。さつまいもは、スイートポテトや大学いもなどのデザートにも使われます。じゃがいもは、カレーや肉じゃがなどに使われます。
きのこはたくさん種類があります。みそ汁に入れたり、鍋料理に入れたりします。また、新米を使った炊き込みご飯にもきのこがよく使われます。まつたけは香りがよくおいしいですが、収穫される量が少なく高いです。
4.かぼちゃ
かぼちゃは夏の終わりに収穫されることが多いですが、秋にお店に並ぶことが多いです。収穫してすぐよりもしばらく経ってからのほうが甘くなり、栄養も増えるそうです。かぼちゃは和食や洋食のほか、デザートにもよく使われます。パンプキンパイは有名ですね。
紫の巨峰や薄緑のシャインマスカットなど、甘くておいしいぶどうは、秋の代表的な果物です。ぶどうにはビタミン(vitamin)やミネラル(mineral)などが入っているので体が疲れたときに食べるといいです。また、ぶどうの皮にはポリフェノール(polyphenol)が含まれているので、皮も食べたほうがいいそうです。
日本の梨は、りんごのように丸いです。梨も食物繊維(dietary fiber)やビタミン(vitamin)、ミネラル(mineral)が多く含まれています。また、水分も豊富です。梨もりんごもジュースにしたり、コンポートやジャムにすることもあります。りんごはアップルパイ、焼きりんご、ケーキなどのデザートにもよく使われています。
栗にはビタミン(vitamin)やカリウム(potassium)が含まれているので栄養があります。栗を入れた栗ご飯は、とてもおいしいです。和風のスイーツでは栗きんとんや栗ようかん、洋風のスイーツではモンブランやマロングラッセなどがあります。
8.柿
柿にはビタミンC(vitamin C)が豊富に含まれているので、肌にいいと言われています。しかし、タンニン(tannin)という成分は取りすぎるとおなかを壊してしまうので、食べ過ぎには注意してください。柿もいろいろなスイーツに使われますが、サラダなどにも使われています。
海からの収穫もあります。
9.秋刀魚
秋に獲れる刀のような魚、ということから「秋刀魚」の漢字が使われました。秋刀魚は体にいい脂が多く含まれていて、秋の代表的な食べ物です。
10.秋鮭・秋鯖
秋鮭、秋鯖はどちらも脂がのってとてもおいしいです。魚に多く含まれるDHAやEPAは体にいい栄養素で、肉にはほとんど含まれていないので、秋にはたくさん魚を食べたいですね。
日本の秋にはおいしいものがあふれていますね。ぜひ、楽しんでください。
文:Naoko Ikegami
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(2024.10.11)