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しんにょう(しんにゅう)の漢字

人生(じんせい)は、よく長い「」にたとえられます。人生という道を歩いていると、いろいろな人に出会(であ)ったり、さまざまな場面(ばめん)に「遭遇(そうぐう)」したりします。遭遇(そうぐう)とは、「思いがけず(めぐ)()う」ことです。

これらの漢字に使われているのは、「しんにょう(しんにゅう)」という部首(ぶしゅ)で、歩くことや道に関係(かんけい)がある漢字に使われています。

私たちは、学校や会社に「(かよ)う」ために、毎日のように道を「(とお)ります」。休みの日は、車を「転」して、買い物や「(あそ)び」に行くこともあるでしょう。

みなさんは、休みの日はどのように「()ごして」いますか。

例えば、「(とも)(だち)」と(あそ)びに行くとき、「(おく)れて」しまうこともあるかもしれません。また「()(ちゅう)」で何かを(わす)れて「()(かえ)さ」なければならないこともあるでしょう。
自分では、正しい道を「(えら)んだ」つもりでも、時には「()(ちが)った」道を(えら)んでしまって、「(まよ)う」こともあります。
歩いている()(ちゅう)で、思いがけず(うら)(みち)に「(はい)()んで」しまったり、犬に「()いかけ」られて、「(ぜん)(そく)(りょく)」で「()げたり」。なかなか思った(とお)りには、行きませんね。

それでも、前に「(すす)んで」行くと、いいこともおこります。「(はる)か」「(とお)く」だと思っていたゴールが、案外(あんがい)(ちか)かったり」するかもしれません。

(ほか)にも、メールを「(おく)る」、友達(ともだち)を「()れて行く」、お店にお(きゃく)さんを「(むか)える」、などにもしんにょうの漢字は使われています。

では、今回(こんかい)は「この(へん)で」。

文:Naoko Ikegami

画像:日本語の絵/イラストAC

(2025.2.25)

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