神戸では、多くの旧石器時代の石器(石で作られた道具)が見つかっています。ただ、いつごろから人が住み始めたのかについては、よくわかっていません。当時()の生活()の様子()を具体的()に知りたいのですが、残念()ながら、それもよくわかりません。けれども、神戸市立博物館()には、原始()・古代()の遺産()として代表的()なものが展示()してあります。特()に、銅鐸()・銅戈()と呼()ばれる品()は、貴重()なものです。国宝()にも指定()されています。銅鐸()とは「弥生時代()の青銅器()のひとつ」とあります。形()は釣鐘()のような形()です。何のために使われていたのか、はっきりしたことはわかっていませんが、祭器()(祭事()に使う道具())として使われていたと考えられています。眺()めていると、遠()い過去()の歴史()が何かを訴()えているような気持ちになります。どこのだれが作ったのかもわかりません。けれども、歴史()の向()こうから、だれかの声()が聞こえてくるようです。